1年ほど楽心館ブログをお休みさせていただきました。
お久しぶりです。
中高年になればなるで(お肌の曲がり角)があるんですね。
「日々是難題」というわけで、
再び、私流のやぶにらみ解釈でお目汚しを願います。
この間、職場で、居酒屋で、家庭で・・
我彼の言動をめぐって、あるいは、世の中の出来事についても、
(ああ、力が入りすぎだ、脱力脱力)・・
(ああ、居着いてしまってる)・・
(加速しなければ説得力あるのに)・・
まさに、日頃の生活現場こそ合気道なのだと、
(合気道の汎用性のすごさ)を重ね重ね痛感。
頭の中では日々ブログが溢れていたのですが、
書ききれずに“投げ出した”しだい。
あらためて稽古場を振り返ると・・
合気道の道場は化学や物理の(実験室)にそっくりなんですね。
さまざまな技法、術理について実験し、効果や合理性を検証しているのですから。
そして、術理の汎用性が実地に応用できるのは、
日頃の生活の場だと理解しています。
街を歩くにせよ、ペンで書くにせよパソコン打つにせよ、
人との会話、コミュニケーションはむろんのこと・・
すべて合気道目線が浸透している按配です。
(稽古場と暮らしの場)で、この5年間を総括し、一番感じたことを
あげよと問われれば、こう答えます。
「力んだ言動は、必ず的外れになる」!
稽古場では毎度この点で(あちゃ)を繰り返している私ですが・・
例えば、仕事場でも家庭でも、熱くなって(なんでこんなことわからないんだ!)と、
叫びたくなるとき、
(いかんいかん、それじゃ的外れになるぞ。
力抜いて、ゆるんで・・加速せず、等速直線運動で・・)
(冷静に、声を落として、優しく、できれば笑顔で)
・・と自分に言い聞かせる具合。
稽古の最中、きちんと技がかかる瞬間は、
(予想以上に力を抜いた)時なんですよね。
居酒屋でも、昼間の不満を仲間にぶつけ、
うっぷん晴らしするような作法は、まるで自傷行為。
筋力で力任せに(えいっ!)と、ふるっている状態です。
結局、酔いがさめて自己嫌悪になればうっぷんも晴れませんし、
お酒にも失礼です。
(ゆるゆると、ちびりちびり、時々笑顔で、お酒を味わって、会話を愉しんで)
・・と「術理」を反すうしながら楽しみましょうね。