お金の使い方が分からなくなった|実家の価値観と、夫婦として生きる選択のあいだで

お金の使い方が分からなくなった|実家の価値観と、夫婦として生きる選択のあいだで

結婚してから、お金の使い方が分からなくなった。
浪費したいわけでも、困っているわけでもない。
ただ、これまで当たり前だった価値観と、これから選びたい生き方が噛み合わなくなった。

結婚してから、お金の使い方に迷い始めた

結婚するまでは、実家の価値観が自分の中の基準だった。
何にお金を使うべきか、何は控えるべきか。
それを深く疑うことはなかった。

でも、夫婦として生活を始めた途端、
お金の使い方に対する感覚が少しずつズレ始めた。

「これは本当に必要なのか」
「これは自分の人生にとって大事なのか」
そんな問いが、自然に浮かぶようになった。

実家の家族と、夫婦家族は同じではなかった

自分の中では分かっているつもりだった。
もう実家の家族ではなく、夫婦という家族を持ったのだと。

それでも、いざお金の話になると、
実家の価値観が頭をよぎる。
「そういう使い方はどう思われるだろう」
「理解されないのではないか」

実家の家族と、今の夫婦家族。
どちらも大切だけれど、
人生の中心は確実に変わっていた

自分の人生が花開くように生きたいと思った

お金を使うなら、
ただ消費するためではなく、
自分の人生が前に進む感覚のある使い方をしたいと思った。

学ぶこと、経験すること、安心して暮らすこと。
そういうものにお金を使いたい、という気持ちが強くなった。

それは「楽しみたい」というより、
自分の人生をちゃんと生きたいという感覚に近かった。

髪型にお金をかける意味が分からなくなった

具体的な話をすると、髪型のことがある。
以前は床屋や美容室にお金をかけることに、あまり疑問を持っていなかった。
身だしなみとして必要で、それが当たり前だと思っていた。

でも今は、同じ金額を見たときに、別の考えが浮かぶ。
「このお金で、子どもにおもちゃを一つ買ってあげた方がいいんじゃないか」
そんな感覚が、自然に出てくるようになった。

髪型にお金をかけることが悪いわけではない。
ただ、自分の中で優先順位が変わったのだと思う。
自分を整えるための出費より、
家族の記憶や日常に残るものを選びたい気持ちが強くなった。

その選択で、親との関係が壊れないか不安だった

正直に言えば、怖さはあった。
価値観が合わなくなることで、
関係がぎくしゃくするのではないか。

極端な話、
「それで縁が切れてしまったらどうしよう」
そんな不安が頭をよぎったこともある。

でも同時に思った。
もしそれで関係が切れてしまうのだとしたら、
それはお金の問題ではなく、
自分が自分の人生を生きることを許されていない関係なのではないかと。

実際には「縁が切れる」より「形が変わる」ことの方が多い

周りの話を聞いても、
価値観の違いで完全に縁が切れるケースは、思っていたほど多くない。

むしろ多いのは、
一時的に距離ができたり、
分かり合えない時間が続いたりしながら、
関係の形が変わっていくことだった。

それは断絶ではなく、
親子関係が次の段階に進む過程なのだと思うようになった。

不安の正体は、親を失うことではなく罪悪感だった

よく考えてみると、
一番苦しかったのは「縁が切れる恐怖」そのものではなかった。

「親を否定しているように感じてしまう」
「感謝が足りないのではないか」
そんな罪悪感だった。

でも今は、
感謝と同じ選択をすることは別だと、
少しずつ切り分けて考えられるようになってきた。

お金の使い方が変わるのは、人生の軸が変わったから

お金の使い方が分からなくなったのは、
判断力が落ちたからでも、
欲が出たからでもなかった。

守るもの、優先したいもの、
生き方の軸が変わっただけだった。

今は、夫婦としての生活と、
自分自身の人生を大切にしたい。
その感覚を、否定しなくていいと思っている。

まとめ|自分の人生を選んでも、関係は続いていく

お金の使い方に迷うほど悩んだのは、
人生を雑に扱いたくなかったからだと思う。

実家の価値観と違う選択をしても、
それは裏切りではない。
人生のステージが変わっただけだ。

自分の人生が花開くような選択をしながら、
関係は形を変えて続いていく。
今は、そう信じて進んでいる。

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