パートナーから学んだ価値観の違い──化学調味料と岩盤浴の体験から考える
人と一緒に暮らすと、それまで気づかなかった価値観の違いに出会うものです。
最近、パートナーと生活を共にするなかで、私はいくつもの「新しい視点」を受け取りました。
化学調味料をめぐる価値観
たとえば「味の素は使わない」という彼女のこだわり。
彼女は「化学調味料をたくさん摂ると発がん性物質が出る」と気にします。
私は「サトウキビ由来なら特に問題ない」と思っていましたし、「化学調味料」という言葉もケミカルな物質をそのまま意味するわけではない、と考えています。
一方で、彼女は納豆のたれや塩コショウは気にせず食べる。
その矛盾に違和感を覚えつつも、私は「理屈ではなく感覚として嫌うもの」があるのだと学びました。
健康観や生活感覚は、論理では割り切れない部分が多いのだと改めて感じます。
初めての岩盤浴体験
もう一つの例が「岩盤浴」。
彼女は大好きですが、私は「無理に汗をかくのは不健康」と思っていました。
しかし実際に体験してみると、稽古中にかく汗とは違い、さらっとした汗で体が軽くなる感覚。
そして、ぼわーーーっと頭が空白になるような、不思議なマインドフルネス状態に入れたのです。
「悪いものだ」と思い込んでいたのは私の先入観にすぎなかったと気づきました。
価値観の違いが教えてくれること
こうした体験を通じて感じたのは、「価値観の違いは不一致ではなく、学びの機会」だということです。
自分が当たり前だと思っていたことを、相手が違う角度から見ている。
その違和感は、視野を広げるきっかけになります。
武道の稽古においても同じです。
自分にとって自然な動きでも、相手には違和感がある。
だからこそ「なぜそう感じるのか」と向き合うことが、成長につながります。
まとめ|読者への問いかけ
パートナーや家族、友人と暮らす中で、価値観の違いに戸惑うことは誰にでもあります。
しかし、その違いをきっかけに新しい体験をしたり、先入観を手放したりできるなら、それは自分の世界を豊かにする贈り物になります。
あなたは最近、身近な人との価値観の違いから、どんな学びを得ましたか?