(一社)氣と丹田の合氣道会 楽心館

学校教育部活動で、フリースクールや学童で... 心と身体の学びを。

子どもたちが育つ場所は、いま多様な形をとっています。

楽心館では、そうした現場に向けて、合氣道の体験授業や外部指導を行っています。
対象は、小・中・高校、大学に加え、放課後の学童保育やフリースクールまで。

「武道」と聞くと、構えてしまう方もいるかもしれません。
けれど私たちが大切にしているのは、力で争わないこと、礼を重んじること、そして心と身体を丁寧に整えることです。

体育や道徳の授業、課外活動、地域連携、部活動など、内容はご相談に応じて柔軟に対応。
1回だけの導入からでも実施可能です。

経験や体力に関係なく、誰でも安心して取り組める内容をご用意しています。

こんなお悩み・ご要望ありませんか?

  • 礼儀や集中力、姿勢などを自然に学ばせたい

  • 体育の授業で取り入れられる非対立的な武道を探している

  • 運動が苦手な子でも取り組める活動が欲しい

  • 特別授業や講演のネタに困っている

  • 部活動の外部指導を頼みたいが武道に詳しい先生がいない

  • 継続的でなくても、単発で依頼できる人を探している

楽心館ができること

提供形態

  • 体験授業(体育・道徳・特別活動)
  • 部活動への外部講師派遣

  • 単発講演+実技指導

  • 継続指導(週1・月1も可)

対象

  • 小学生〜中学・高校、大学生 部活動への外部コーチ
    →過去に大学部活動の指導経験があります

  • 学童保育やフリースクールでの出張稽古

  • 特別授業・道徳授業としての合氣道体験

  • 地域の活動/クラブ/子供会など

  • 発達特性のある生徒(他害行為のある子は不可)

  • 高齢者施設(デイ/有料老人ホーム/サ高住)
    →看護師/保健師の有資格者指導員が在籍しています(精神科にての業務経験がございます。)

内容/時間

 

内容詳細
礼法と姿勢礼の意味/姿勢の整え方/呼吸の意識
身体操作力を使わずに動く/相手と調和する動き
基本動作受け身・崩しの体感/1人稽古・ペアワーク
木刀体験型を通じて心と動きを一致させる(安全管理の上で実施)
  • 指導時間:45分〜90分(時間割に応じて調整)

  • 道着不要/体育館・教室内でも可

スポーツとはちょっと違う
けど、特別な人のものでもない

合氣道は試合がないので、勝ち負けはありません。
他人と競うのではなく、自分の感覚や身体の変化をじっくり味わうものです。

運動が得意じゃなくても大丈夫。
続けていくうちに、
「力を抜いたら体が動いた」
「前より落ち着いて行動できるようになった」
そんな変化が、ゆっくり実感できてきます。

(※スポーツとの違いについては別表にまとめています)

導入までの流れ

  1. お問い合わせ(フォームまたはメール)

  2. 実施内容・日程のご相談

  3. 初回の訪問・体験授業実施

  4. 必要に応じて継続指導のご提案も可

※体験前に、稽古の様子をご見学いただくことも可能です。

よくあるご質問

Q. 柔道場や武道専門の設備がなくても可能ですか?
→ はい。体育館・教室・空きスペースでも対応できます。安全な内容に調整いたします。(体操用のマットなど緩衝材を引いていただければ稽古の幅が広がります。)

Q. 部活動で継続的に来てほしいのですが可能ですか?
→ 週1・月1などにも柔軟に対応いたします。部活動の方針に合わせて稽古内容を調整します。

Q. 武道未経験の子どもたちでも大丈夫ですか?
→ 問題ありません。楽心館の合氣道は、競い合うのではなく自己規律目的とした稽古です。

Q. 1回だけの講演や授業でもお願いできますか?
→ はい、歓迎です。特別授業・行事・地域交流企画などでもご活用ください。

型稽古が育む協調と敬意

合氣道では「型稽古」を通じて技を習得します。身長差や年齢、国籍が異なっても、相手の意図を感じ取らなければ技は完成しません。動きがわからなくなれば、受け方を教え合う必要があり、稽古を通じて、どんな相手にも協調性を持ち、敬意を払う心が育まれます。

技を超えて、心を育む合氣道

日常生活において、相手を倒す力が本当に必要でしょうか?むしろ、争いごとを避け、穏やかな心で周囲と調和を保つことが重要です。

合氣道は護身術であり、相手を倒すことよりも「攻撃の対象とされない人間性」を育むことに重きを置いています。稽古を通じて、柔らかい心と体を養い、技はそのための道具に過ぎません。

✅武道とスポーツの違い

項目 武道 スポーツ
目的 自己の研鑽・人格形成 勝敗・記録の更新
考え方 精神と身体の一致を重視 フィジカルと技術の向上を重視
訓練内容 礼儀・間合い・集中・内省 反復練習・筋力・スピード
競技性 試合を行わない流派もある(例:合氣道) 基本的に競技形式
文化的背景 武士道・日本的価値観に根ざす グローバルな競技文化
目指す姿 相手と調和し自己を高める 相手に勝ち、記録を塗り替える
武道の例 競技性 特徴
柔道 高い 試合形式が整備されている
空手 高い 型と組手に分かれ、試合が存在
剣道 高い ポイント制の試合を行う
合氣道 なし 試合をせず、調和の技術を追求

01. 指導姿勢

当会は指導者や有段者に対して必要以上の敬意を払わずに、忖度なく受けを取る事を奨励しています。指導者も参加者から学ぶ姿勢を大切にしており「合気」の技法習得を会員全員で目指していきます

02. 柔軟な稽古時間

忙しい方にも対応できるよう、隔週での稽古参加や平日昼の稽古も準備しています。無理なく続けられ、長期的な成長を実感することができると考えています

03. 個別指導重視

号令稽古を行わず、一人ひとりのニーズに応じた個別指導を重視しています。これにより、指導者は決まった有段者に技を掛けるのではなく白帯の人とも組んで稽古を行います。

 

合氣道や武道の疑問

演武などの動画を見て、「実際に掛かっているのか?」と感じることはありませんか?実際に師範を必要以上に尊敬し、ただ飛び受け身を取るだ動画もよく見かけます。もちろんそういった稽古から学ぶべき事もあるのでしょうが、本当の合気とは言えないと考えています。

楽心館では、しっかりと抑えられたところから実際に技が掛かる稽古を行い、予定調和の技ではないことを体験できます。

綺麗に受け身を取ることが「合気道の技が掛かった」という評価基準になってしまっているケースがあります。しかし、それでは実践的な技術の習得からは遠ざかってしまいますし実践的な護身術に直結するとは限りません。
楽心館では合気道で良く言われる「飛び受け身」「飛躍受け身」といった稽古は行いません

「殴ってきたと仮定して」という風に技ごとにエピソードがあります。模倣であり、実際に相手に本気で傷つけるつもりで殴り掛かることはしません。型稽古という稽古形式を取り、試合はありません。武道なので痛みはありますし、怪我をしてしまうこともありますが、互いに集中していて大怪我をすることはありません。入会時にスポーツ保険に加入して頂いております。

その人に合った形で稽古しています、座り技ができなければ立ち技で練習しますし、高齢の方は早めに稽古を切り上げることもございます。その人に合った形で稽古して頂き日常に活かして頂ければと考えております。

そもそも相手を壊すことを目的としていないためです。もし「相手を倒す」ことが目的であれば、他の格闘技を学ぶ方が効果的です。

合気道は「合気」という体の使い方を稽古し、互いに成長することを目指しています。また、試合で勝ち負けを競うことに集中すると、武道の本来の目的である内面的な強さの追求や、争いに負けない人ではなく争いをそもそも起こさない人になるための人格形成、そして日常生活に活かしていくことの大切さから逸れてしまいます。

大人の稽古は1.5時間、子供の稽古は1時間です。大人の稽古には30分の剣術の練習が含まれます。これは「剣柔一体」という格言の通り、剣術の理合を体術に活かすためです。具体的には、最初の30分は基礎稽古と座り技、次の30分は立ち技の基本練習を行っています。

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